AEDで救える命を救いたい!市民救命士講習で手順を習う

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市民救命士という講習が受けられる事を知って、心臓の悪い父の事も心配で受講を決意。
普通救命コースⅠ3時間で習った心肺蘇生とAEDの今回はAEDの使い方と注意点について、
AEDの使い方の内容と体験してみての感想をご紹介します。

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AEDで救える命を救いたい!心肺停止後の生存率

心臓の悪い父が、突然目の前で倒れたら・・・私はどうしたらいいのだろう。。。

倒れた父が目の前にいて、そこに運良くAEDがあったとしてもちゃんと使えるのか?
AEDって誰でも使ってもいいのか?と思いました。

119番通報をして救急車の要請願いをしても、救急車が到着するまでに心肺が停止したら。。。

心肺停止後の生存率は、心肺停止してから1分経過するごとに約7%~10%低下するんです。
心肺停止から4分経過後の助かる可能性は約20%を切り、10分の間に急激に生存率は低くなる。

倒れて心肺停止している状態で何も出来なければ、約10分で助かる確率は、ほぼ0%に。。。

少しでも救える命を救いたい!父が倒れた時も、見知らぬ人が目の前で倒れた時でも、ちゃんと使えるようになっておきたい!

と思い、心肺蘇生やAEDについて調べると、私の住んでいる市では消防局で実施練習が出来る講習が無料で受けられると知り講習に行ってきました。

講習では心肺蘇生とAEDの使い方と注意点を学びました。市民救命士講習の内容(神戸市の場合)や心肺蘇生についてはこちらの記事をお読み下さい。

心肺蘇生で救える命を救いたい!市民救命士講習で手順を習う

AEDを市民救命士講習でくわしく知ってびっくりした事

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普通救命コースⅠの講習の中で『AEDの手順と注意点』を学んで、私はAEDについて大きく誤解していた事を知りました。
AEDの使い方聞いてびっくりした事・・・それは、

『AEDは心肺停止する前に使う』

という事でした。AEDって電気ショックを与える機械で、心電計がふれなくなった時に電流を流すもの?と思っていたんです。

よくTVドラマなどで、お医者様が二つの電極を持って、カラダに当ててバーンってしてるイメージです。

しかしAEDとは、自動体外式除細動器のことで、A:Automated(自動化された)E:External(体外式の)D:Defibrillator(除細動器)。

自動体外式除細動器って何?ですよね?心臓に電気ショックを与える機械ではあるんですが、
AEDの機械を傷病者に装着すると、AEDがまず心臓の動きを調べてくれます。
心臓の脈が正常な脈ではなく、心臓が細かく震えて血液を送り出せていない不整脈の状態、「心室細動」を感知すると、電流を流す機械なんです。

万が一意識がなくて呼吸もよく分からず、不整脈を起こしているかどうか解らない人にAEDを装着しても、AEDが心臓の脈を測定して電流を流すか流さないかを判断してくれるので、AEDがあれば迷わず早く装着した方がいいんです。
正常脈の場合は電流を流さない、不整脈なら電流を流す、そして・・・心肺停止してたら電流は流さないんです。

このしくみを聞いて、私が思っていた機械と違っていたので凄くびっくりしました。^^;

AEDを使う前も使用中も、心肺蘇生をしながらの作業になります。人が倒れて意識もなく、呼吸や心拍が正常か定かではないと思った場合、

救助者が自分1人の時は、まず119番通報してから心肺蘇生

救助者が自分を含めて2人以上の時は、119番通報・心肺蘇生・AEDの手配などを手分けして行います。

心肺蘇生の胸部圧迫と人工呼吸は、手を休めることなくAEDを装着するまでも装着中もずっと続け、AED音声ガイダンスの指示に従います。

この時の胸部圧迫の目的は、不整脈の状態の「心室細動」に対して行うものではなく、脳やカラダに血液を送る為に血流を流す為なんです。

では次で、詳しい『AEDの手順と注意点を』を説明します。

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AEDの使い方や救命までの時間と注意点

ところでAEDって誰でも使っていいの?と思われている方の為に、『AEDは誰でも使っていいもの』です。

厚生労働省は、04年7月に一般人の使用を許可しました。
厚生労働省が正式に提示した、AED使用に伴う条件は次の通りです。

①医師等を探す努力をしても見つからないなど、医師等による速やかな対応を得ることが困難である
②使用者が対象者の意識、呼吸がないことを確認していること
③使用者がAED使用に必要な講習を受けていること
④使用されるAEDが医療器具として薬事法上の承認を受けていること

厚生労働省は、心肺蘇生法も含めた3時間程度の講習を受講すべき、と推奨していますが、
しかし何より、『人命救助が1番!』講習を受けた事がなくても、AEDがあれば使っていいし、「AED使わなくてはいけない!」と思わなくてはいけません。

『AEDは人の命を助ける機械』なのです。

AEDと書かれた赤く四角い箱?カバン?を、触った事も使った事もなかったら一瞬ためらいますよね。
でも、迷っていたり躊躇している時間はありません。心肺停止してしまったらAEDは通電してくれません。いかに早くAEDを装着して救命措置を取れるかが大事です。

では、誰でも使っていいAEDの使い方を説明していきます。

基本は心肺蘇生で胸部圧迫(30回)+人工呼吸(2回)を繰り返し続け、AEDの到着と装着中も2人以上いる場合は心肺蘇生を続けます。

<AED到着までに出来ればした方が良いこと>

①上半身の服を脱がせ、電気を通す素材のもの(ネックレス・ピアス・腕時計・メガネ・ブローチ・ブラジャー(ワイヤー入りの場合)※後に詳細あり)などは出来るだけ外しておく。

②カラダが濡れている・湿布や塗り薬などが肩や脇腹に塗られている場合は水気を拭いて湿布ははがしておく。

③上半身の毛が多い人は、AED付属品の中にカミソリが入っているので、AED装着前に邪魔な毛を剃る事を意識しておきます。

①補足※ブラジャー(ワイヤー入りの場合)はなぜ外した方が良いのか?・・・電流を流す事によって金属でヤケドをするからです。

女性のブラジャー(ワイヤー入りの場合)は心臓近くの胸にヤケドをする事になりますし、電流を流すのは1回だけではありませんので、
傷病者が女性の場合で助ける側にも女性がいる場合は、ブラジャーを外した後は胸が見えないように、綿の燃えにくい素材の布やタオルなどで隠す配慮が出来ればと思います。

もし貴金属品なども外れにくかったり、ブラジャーなどが外れない場合は、AED付属品に金属も切れる万能ハサミが入っていますので、切って取り外しましょう。

②補足※パッドがカラダと密着して貼り付けられないと、ちゃんと通電しない恐れがある為。AED付属品に清浄綿やペーパータオルが入っています。
③補足※毛によってパッドが密着して装着出来ない場合と通電時に毛が燃える恐れがある為。

AEDが到着したら

AEDは電源が入ると音声ガイダンスが流れるしくみになっています。
初めてでも使う人にわかりやすい説明が聞こえますので、落ち着いて指示に従いましょう。

1.AEDを傷病者の横に置き、フタを開け電源ボタンを押す。(フタを開けると自動的に電源が入るものもあり)

2.AEDから使い方の音声ガイドの説明が始まります。機械のメーカーが違うと1分間に100のテンポ音が鳴って気持ちが焦るかもしれませんが、落ち着いて指示通りに従っていきましょう。

 ※静かな場所とも限りません。聞こえなかったからと焦らないようにしましょう。
 
 ・傷病者の肩や胸の肌が見えるように、上半身の衣服を脱がせます。

  <AED到着までに出来ればした方が良いこと>がまだの場合は①~③を出来る範囲でします。
  
 ・電極パッドを取り出し1つは右肩胸よりに、もう1つは左の腰から手を1つ分上の腹側。2つをつないだラインが胸の真ん中の心臓を通るように貼り付けます。
  ※傷口や心臓のペースメーターがある場合は、なるべく避けて貼り付けます。電極パッドの台紙に貼り付け位置の図や絵があります。

 ・電極パッド貼り付け後、ケーブルコネクターを差し込む場合は、コードをAED本体に差し込む。

3.AEDが心臓の動きを解析する時には、音声ガイダンスから『カラダに触れないで下さい』と指示がありますので、その時は心肺蘇生を止めてカラダを動かさないようにします。

4.AEDが心臓に異常があると判断し通電が必要な場合は、救助者が感電してはいけないので『カラダから離れて下さい』と指示があります。
通電に必要な充電が完了したら、電流発動ボタンを押すように音声が流れますのでボタンを押します。感電しないように周りの人にも呼びかけてしっかり離れておきます。

5.電気ショックが終わると、胸部圧迫をするように音声が流れますので、心肺蘇生(胸部圧迫30:人工呼吸2)を続けます。

6.約2分後、充電が完了してまた通電が必要な場合は4~5の繰り返しになります。

7.救急車と救急隊が到着してもAEDはそのまま着けたままで、倒れていた状況や実施した応急手当などを報告します。AEDの回数などはAEDが記録してますので、回数などは覚えていなくても大丈夫です。

音声ガイダンスは商品によって多少言葉が違う場合もありますので、2つの例を紹介しておきます。

(音声1-例1)

・パッドを胸に装着して下さい。
・ランプが点滅しているソケットにパッドのコネクターを接続して下さい。
・心電図を解析中です。体に触れないで下さい。
・ショックが必要です。充電中です。
・体から離れて下さい。
・(ピー)ショックを実行します。オレンジボタンを押して下さい。
・ショックが完了しました。
・一時中断中です。
・ただちに胸骨圧迫の実行と人工呼吸をして下さい。

(音声1-2)こちらは1分100テンポの音が流れているので少し焦りますが焦らず指示に従いましょう。
 
・意識・呼吸を確認して下さい。
・胸を裸にして、AEDのフタから四角い袋を取り出して下さい。
・袋を破いて、パッドを取り出して下さい。
・パッドの一つをシートからはがして、図のように右胸に貼って下さい。
・パッドの一つを図のように右胸に貼って下さい。
・もう一つのパッドをシートからはがして、左わき腹に貼って下さい。
・体に触らないで下さい。心電図を調べています。
・電気ショックが必要です。 充電しています。
・体から離れて下さい。点滅ボタンをしっかりと押して下さい。
・電気ショックを行いました。
・体に触っても大丈夫です。
・直ちに胸骨圧迫と人工呼吸を始めて下さい。
・胸骨圧迫と人工呼吸を続けて下さい。
・胸骨圧迫と人工呼吸をやめて下さい。
・心電図が変化したので、電気ショックを中止します。
・心電図を調べることが出来ません。 体に触ったり、動かしたりしないで下さい。
・パッドの状態や接続を確認して下さい。

さいごに

「心室細動状態」になって2分以内にAEDで電気ショック(除細動)を行えば、救命の確率は80%以上になるそうです。

今は、自動販売機に内蔵されているAEDや、駅やお店などでも設置しているのを見かけるようになりました。

人の命を助ける為のAEDですので、救える命を救う為にも迷わず使うようにしようと思いました。

また、近隣のAEDの設置場所は、日本全国AEDマップ https://aedm.jp/でご確認頂けます。

いざという時の為に是非お住まい近くのAED設置場所は確認しておくと良いと思います。

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