綺麗な花束を貰ったのに、家に持って帰ると花束の元気がない!せっかく貰ったのにどうしよう・・・と思いますよね。^^
そんな時の、お花を復活させて元気にする方法と、少しでも長持ちさせる方法をご紹介します!
貰った花束の元気がない花をどうする?
イベントやお祝い、歓迎会に送別会など綺麗な花束を貰ったらとても嬉しいですよね♪^^
すぐに花瓶などに入れてあげる事が出来ればいいのですが、花束を連れ回してしまったあげく、家に持って帰ってきてもすぐに花瓶に入れてあげられなかったりする事もありますよね。^^;
気がついて見てみるとお花の元気がない…><お花は乾燥や暖房、水が不足してくるとしおれてきて劣化してきます。
せっかく頂いた花束なので、どうにか元気にする方法はないか?簡単なひと手間で元気になってくれる事もありますので、ぜひ試してみて下さい!
切り花を復活させて元気にする方法とは?
切り花は水不足・乾燥・暖房・物などに当たったりすると花が傷んで劣化してきます。まず、切り花を復活させるのは『水を与える事』です。
でも花瓶を用意して、水に入れればいいのね?って、それでは復活はしません。^^;
茎から水を吸い上げやすくする為に、傷んだ茎の切り口部分を切り『水切り・水揚げ』と言われる手入れをしていきます。
<花束をバラす準備>※洗面所の洗面台に水をはってする方法。
・出来ればよく切れるハサミを用意し、洗面所の洗面台に栓をして水をはります。お花を入れる予定の花瓶も用意し水を多めに入れておきます。
・持ち手部分のリボンを取り、アルミホイルを外します。束ねたヒモを切り、茎の根元のジェルなどの袋を取ってすぐに花の茎の切り口を洗面台の水に漬けます。
・茎の先端は水に漬けた状態で、花をばらしながら、茎の下の方の葉(花瓶に入れると水に浸かりそうな所)や傷んでいる葉と花はハサミで切って取り除きます。
※傷んだ葉や花は、エチレンガスを出す原因になりますので、取り除いてあげる事で残った花が長生きします。
・出来れば花の種類別で分けれたらザックリ分けます。
<水切り・水あげor水揚げの方法>水切り:水中で茎を切る事。 水あげ:切り花が吸水するように傷んだ茎の切り口を切りたっぷりの水に漬ける事。
※水切り・水揚げはほとんどのお花に出来ますが、水揚げしにくいバラ・ダリアは湯あげ、アジサイ・クチナシは別の方法もあります。
水切り:通常は茎の切り口から2~3cmの所を切れば良いのですが、傷みがはげしく元気がない場合は思い切って5~10cm程切る方が切り花が水を吸い上げやすくなるのでオススメです。切る時は茎は水に漬けた状態(水中)で断面をナナメに吸水断面が大きくなるように切ります。
また、茎に節目があるものは節の部分を避けて出来れば上を、無理なら下1cmぐらいで切りましょう。切った後は雑菌繁殖防止に茎の切り口から10cm程を手洗い石けん(中性食器洗い洗剤)で軽く洗い、洗面器の水ですすいでおきます。
※カラーやチューリップなどの茎が太いものはナナメに切らずに真っすぐ切りましょう。
水あげ:多めに水を入れた花瓶(水の目安は茎の下から2/3)に花を2~4時間程入れます。その後、切り花が元気になったら茎が1/3程浸かるぐらいまで花瓶の水を減らします。
<湯あげor湯揚げ>茎の皮が硬くて水あげをしにくいもの、バラ・ダリア・マーガレット・ストック・シャクヤクなど
湯揚げ:水切りの後、茎の切り口部分から2~3cm程の所を熱湯または50℃ぐらいのお湯に20~40秒程漬けます。(茎が短ければ時間も短めに)
・その後、水あげします。
<火焼き>湯揚げよりもさらに強力な水あげを促進。茎が堅いもの枝ものバラ・ダリア・クチナシ・アジサイなど
火焼き:水切り・湯揚げの後、茎の切り口部分から2~3cm程の所をガスコンロやカセットコンロで茎を回しながら10~15秒焼きます。堅い茎の皮を焼いて炭にする事で水の吸い上げを促進します。
・その後、水あげします。
=首がグラグラのバラの場合=バラを横にして入れられる容器または大きめのビニール袋と針を用意します。
・水切り後、容器またはビニール袋に氷水(氷がなければ保冷剤を入れて)に横に浸かるように入れます。
・バラの柔らかくなってしまった首の部分に針を一刺し貫通させます。その後、氷水に1時間程漬けて様子を見ます。茎が長めで戻りが悪いようなら茎を短く切って様子を見ます。
・無事にバラの首が戻ったら花瓶に入れます。戻らない場合は花から短めに茎を切り、小さい入れ物に入れて楽しみましょう。
=アジサイ・クチナシには逆さ水=逆さ水:よく水にお湯を入れる事をいう場合もありますが、ここでの逆さ水は花を逆さまにして水をかける事。
・切り花を花を下に持ち、葉の裏に霧拭きやスプレーなどで水をかける
※私は手っ取り早く、バケツにどっぷっり漬けてしまう派です。^^;
切り花を少しでも長持ちさせる方法とは?
切花を長持ちさせる為には、水の雑菌を増やさない事と適度な栄養をあげ、涼しくて直射日光などが当たらない場所に置いてあげると長持ちします。
<雑菌を増やさない工夫で出来る事>
薬品を水に入れて使う
・切り花長もち液、切り花鮮度保持剤、切り花延命剤など
・中性洗剤や台所食器洗い洗剤を2~3滴入れる(濃度が濃いと逆効果です)
・塩素系キッチンナイターを2~3滴入れる(濃度が濃いと逆効果です)
・防腐剤を入れる
物を花瓶の水に入れて使う
・アルミホイルを入れる(アルミニウムイオンが雑菌の繁殖を抑える)※私はこの方法を使っています。
・10円玉を入れる(銅イオンが雑菌の繁殖を抑える)
・花瓶の水に酸性水を使う
※後、塩・酢・アルコール・みょうばんなど湯あげの要領で使って雑菌除去をする方法もあるようです。
<栄養を与える工夫で出来る事>
薬品を使う
・切り花長もち液、切り花鮮度保持剤、切り花延命剤など
・砂糖水(1Lに5~10g)
・微炭酸のソーダ水
<私のアルミホイル活用法>
・最近は100均などでおしゃれで可愛いアルミホイルが売ってますよね♪それを花瓶の内側に柄が外に見えるように筒状にして入れています。
簡単だし、見た目もおしゃれになるし一石二鳥です。^^もちろんシンプルな銀色のアルミホイルでもいいですよ!
ボールにして入れる?って方もいるようですが・・・ボールにすると水に浮いてしまうんですよね^^;どうやってしているのかしら?
お墓参りの時のお花にもアルミホイルを活用しています。詳しくはこちらの記事をどうぞ♪
墓参り掃除に持っていく物リスト!おすすめ用品と掃除手順
さいごに
私はいつも切り花は、水切り水あげ後。花瓶の水に『切り花長持ち液』を入れて水換えは毎日しません。^^;冬場の涼しい玄関では、水換えは水が濁ってきたなと感じたり10日ぐらいで換える程度です。
それでもいつも切り花は長持ちで、3週間~1ヶ月も楽しめています♪あまりに長もちし過ぎて、変な芽が出てくる事も多いです(笑)
ちょっと工夫と手間で、元気のなかった切り花もよみがえりますので、どうか諦めずに試してみて下さいね!
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